もふの男温泉旅

社畜と化した男が、癒しのため温泉と食べ物を楽しむ記録。

秘湯 乳頭温泉 休暇村

皆様 、おんせんぶろがーのもふです。

記事執筆現在が7月なのですが、例年のごとく猛暑ですね……

気温が高いと温泉に長湯しにくいので、私はしばらく温泉旅行はお休み中です。

 

そのかわり、このブログで色々な温泉を紹介できればと思います。

今回は秘湯として名高い、秋田県乳頭温泉にある休暇村さんを紹介します。

乳頭温泉は休暇村を含めた7つの宿で構成される温泉郷ですが、いわゆる温泉街は無くお土産屋や飲食店も宿が片手間に提供しているものばかりです。食べ歩きしながらお土産を選んだりする温泉観光ではなく、「ガッツリ温泉を回る!!」というスタイルになります。

乳頭温泉が僻地にある秘境というイメージがあるかもしれませんが、東京駅から秋田新幹線1本で最寄り駅の田沢湖駅まで行けて、最寄り駅から乳頭温泉まで路線バスも運行されているため、アクセスは非常に良いです。

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田沢湖駅では、熊の剥製もあったのですが、意外とお目目が小さいですね……

もっとギラギラした目をしているものだと思ってました。

乳頭温泉では熊の心配はあまりないのですが、同じく田沢湖から行ける玉川温泉というところでは良く目撃されているようです。

 

田沢湖駅から路線バスに乗ること約40分で乳頭温泉の休暇村につきました。

バスも休暇村のすぐ側で下してくれるので助かります。

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秘境のイメージとは違う近代的なお宿です。シャワーやコインランドリーもあり秘境的なイメージを持っていると正直がっかりするかもしれませんが、秘境温泉は初めてだったので、普通の宿にしました。

もし、秘境感漂う宿がご希望でしたら「鶴の湯」や「黒湯(冬季休業)」がお勧めです。私も次回は「鶴の湯」さんに泊まろうと思います。

 

乳頭温泉では、宿泊すると他の6つの宿に湯めぐりできる、湯めぐり帖を1,800円で買うことができます。乳頭温泉の日帰りは1か所で通常600円程度なので大変お得な上に、湯めぐりバスにも乗ることができます。湯めぐりバスですが、本数は少ないですが全ての温泉宿に送ってくれるため大変重宝します。ほかの宿は歩いて行けるのですが、鶴の湯さんだけ他の宿とは離れているため、このバスを利用しないと時間がかかり過ぎます。乳頭温泉の湯めぐりは、今回とは別にブログにしたいと思います。

 

湯めぐり時に大変うれしかったのは、バスタオルとフェイスタオルを貸していただけたことです。マイタオルも持ってはいるのですが、実は他の温泉巡りもこの乳頭温泉の前にしていて、マイタオルが湿っていたので乾いたタオルで気持ちよく入浴できました。

 

乳頭温泉巡りをして、3時になったのでお宿にチェックインしました。

休暇村はツインベットの洋室と、畳敷きの和室両方ありますが、今回は一人旅なのでスペースが広く使える和室にしました。

ウェルカムスイーツは「うす焼き」で、お茶ではなく乳頭温泉のブナ林の湧水と共にいただきます。乳頭温泉は温泉だけでなく湧水も豊富で、キリリと冷えたお水はおいしかったです。

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最近はやりの「温泉娘」ですが、乳頭温泉では「乳頭和」ちゃんがいて、この休暇村に等身大パネルが設置されています。

浴衣姿がきれいですね。

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お部屋で一呼吸おいたら、お待ちかねのお風呂廃炉です。

休暇村さんでは、男女別に内湯が2つ、露天風呂が1つあります。シャワーも通常の銭湯で使われるのと同じものがあり、脱衣場も同じく近代的な感じとなっています。

源泉が2種、ナトリウム炭酸水素塩泉の「乳頭の湯」と単純硫黄泉の「田沢高原の湯」です。乳頭の湯が内湯でぬるめ、田沢高原の湯が内湯と露天風呂で湯温が高めに設定されています。両方とも源泉かけ流しですが、源泉温度が高いため、加水されています。

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(浴室の写真のみお宿公式HPより引用しております)

 

この時は平日だったこともあり、すいていて硫黄の匂いがガッツリする湯にゆっくりつかることができました。夜に1時間くらい誰も入浴してこず3つの浴槽を独泉して、十二分に癒されました。後で気づいたのですが、ちょうどその時間ナイトハイクというイベントをやっていたようです。

露天風呂も木製の浴槽が良い雰囲気を出していて、周囲のブナ林と調和しているのですが、滑り止めの人工芝だけその存在が浮いてました…

 

温泉にも十分に漬かったという事で、残すは食事!!こちらも宿毎に特色があって、楽しみですよね。休暇村さんでは、夕食は会席料理かバイキング、朝食はバイキングのみとなっています。私は好き嫌いが多いこともあり、朝夕共にバイキングのプランを頼みました。

 

休暇村さんのバイキングは品数は決して多いとは言えませんが、地元の御当地グルメが多く採用されていて、味も良かったです。

 

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秋田の御当地鍋であるきりたんぽ鍋と、田沢湖名物の御当地鍋である「山の芋鍋」がありました。山の芋鍋は味噌仕立てで山芋でできた団子が入っています。今回の食事の中で一番美味しかったのが、いぶりがっこクリームチーズ添えです。いぶりがっこは秋田の名物で漬物を燻製にしたものですが、どうしても燻製にすることで味にトゲトゲしさが出てしまうのですが、クリームチーズと一緒に食べることで、トゲトゲしさが消えて、いぶりがっこの濃厚な旨味だけを味わうことができます。
こちらは秋田に行かなくても試せるので、皆様もぜひ。

 

デザートは売店で売っていたレッドバードです。このとき初めて知った果物ですが、宣伝通りリンゴのような甘酸っぱいフルーツでした。

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朝食は温泉卵や蕎麦、揚げ物など。また、いぶりがっこ食べてますね(笑)

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乳頭温泉休暇村さんは秘湯にありながらも、近代的な良さを兼ね備えたお宿です。秘湯に行きたいけど、古そうな建屋は嫌だや、秘湯初心者にお勧めのお宿です。